銀行員が転職のための履歴書や職務経歴書を書くコツが知りたい
書類選考突破して面接〜内定へと繋げたい
こういった悩みを解決していきます。
僕は4年間銀行員として働き、そこからIT系企業に転職しそのさらに4年後に医療系企業の経営企画部署への転職に成功しています。
履歴書や職務経歴書は採用試験においての第一関門でありここを突破できるかで転職成功の鍵が大きく分かれます。
ですが、銀行員はここの心配はあまりいりません。
なぜなら銀行員の履歴書や職務経歴書の書き方には型がありそれを作ってしまえば受ける業界や企業によってアピールポイントを変えていくだけでいいからです。
これまで何度も転職を決めている僕ですが、銀行員での職務経歴は自分軸を持った同じ型で攻めています。
この記事を読めば銀行員のあなたが転職をする際の書類選考を突破できる力、そして面接を突破し内定が取れる力がつきます。
早速いってみましょう。
自己PRについてはこちらで詳しく例文付きで解説しています。
>>【職種別例文】銀行員の転職で自己PRを書くポイントを3回転職した元銀行員が解説
履歴書と職務経歴書の違いとは
まず転職活動をしたことがない人のために履歴書と職務経歴書の違いについて説明していきます。
新卒の転職活動では履歴書は書くけど職務経歴書を書くことってあまりなかったと思います。
転職では履歴書に加え、職務経歴書も必須で提出しなければなりません。
それぞれの違いを見ていきましょう。
履歴書はあなたの目次
履歴書はみなさん知っているかと思いますが、これまでの学歴や経歴、保有資格や志望動機など
ざっくりと時系列であなたを紹介するいわば「あなたの目次」みたいなものです。
どんな学校を出て、どんな会社に努めてきたのか、そして保有する資格や趣味・特技、簡単な志望動機を確認するというのが履歴書ですね。
職務経歴書は目次に対する本章
一方で職務経歴書というのはこれまで働いた会社で行ってきたこと、実績や成果などを具体的に書きあなたがどんなことができる人間なのかをアピールするものです。
履歴書が目次なら職務経歴書はその目次に対する本章の部分です。
〇〇部署のチームマネージャーとして〇〇の商品開発に携わり〇〇の施策でPDCAを回し、年間〇〇円の売上目標を達成しました。
などといった数字などを使ってアピールしていく感じです。
なんとなくイメージはできましたでしょうか?
では次項では実際に受かる履歴書と職務経歴書の書き方について紹介していきます。
受かる銀行員転職の履歴書の書き方
では実際に銀行員が受かる履歴書について紹介していきます。
手書きは絶対だめ
まず大前提として、履歴書と職務経歴書はエクセルなどのデータで作成しましょう。
これは銀行に限ったことではありませんが、履歴書をデータで作成することである程度パソコンの基礎スキルはあるのだなと評価されます。
逆に今や手書きで書いているとそれだけでマイナスになりかねないので気をつけましょう。
手書きの方が気持ちがこもっているという考え方もありそうですが、そんなところを評価する会社は注意が必要かもしれません。
会社自体の考え方が古い可能性があります。
書き方は普通でOK
履歴書については普通に書けば大丈夫です。
学歴は高校の入学から書いていき、経歴。保有している資格もちゃんと書きましょう。
とはいっても銀行業務検定とか銀行特有の資格は書いても書かなくてもどちらでも構いません。
- 簿記
- FP
- 中小企業診断士
- 宅建
など、他業種でも活かせる資格は必ず書きましょう。
志望動機について、あまりここでは力入れて書く必要はありません。
そこはあまり見られないからです。
職務経歴で中身はがっつり見ますので履歴書の志望動機欄は職務経歴書で書く内容の要約的な感じで書けばOKです。
受かる銀行員転職の職務経歴書の書き方
本気で力を入れるのはこの職務経歴書です。
企業の種類選考する際の2つのパターン
採用する企業が書類選考を行うパターンは大きく2つあると考えます。
- 履歴書でざっくり学歴と経歴をみて、面接で経歴を掘り下げるパターン
- 職務経歴書をがっつりみてそこである程度選考をかけるパターン
どちらも多いですね。
1のパターンだと簡単に書類は突破できますが、2のパターンだと職務経歴書をきちんと書いていないとそれだけで落とされます。
銀行員ならではの強みをアピールする
銀行員が職務経歴書で差別化を図るには、銀行員ならではの強みやスキルをうまく表現することです。
銀行員が活かせる強みは例えば、
- 論理的思考能力
- リスク管理能力
- 営業で培った交渉力
- 資格勉強に励んできた勤勉さ
- 目標達成能力
などです。
これを実際の体験談をもとにその力をアピールできる根拠を数字を使うなどしてうまくまとめることが大事です。
銀行員が転職で活かせる強みについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
>>銀行員の転職はこの強みだけでOK!企業が欲しがる5選も紹介
例えば僕の場合だと、融資事務や法人営業の経験がありました。
事務処理スピードにかなりの自信があります。融資担当として3年携わっており、事務では毎日たくさんの債権書類を整理しており、多い日だと1日10件の時もあります。窓口が込んでくるとフォローに入ったりもしておりました。
営業では主に不動産業のプロジェクト融資に携わり、不動産物件の評価やその企業の財務状況などを正確に分析して貸付を行い、3年間不良債権率0%を達成しました。こういった経験によりリスク管理やマネジメントにも自信があります。
といった感じでしょうか。
窓口担当だと、
「毎日100人以上のお客様が窓口に訪れ、それをこなすために効率よく現場を回すと同時に預金〇〇円以上の先には定期預金や投資信託などをご提案し、見込み客を増やし営業と連携しながら獲得に繋げる業務を行ってまいりました」
などです。
こういった自分の体験にもとづく型というのが出来上がってきます。
自分の体験談で得たスキルをもとに応募先の企業で自分を雇うことでどのような利益をもたらすことができるのかをうまく落とし込めばいいのです。
>>銀行員の転職理由のポジティブな考え方とは?【僕が使った例文3選も教えます】
職務経歴を元に面接を突破する
転職活動をする上で自分のアピールポイントの軸を決めて履歴書や職務経歴書を作成するべきだとお伝えしました。
これはミスマッチを防ぐために書類選考から面接での自己PRの内容に一貫性を持たせるためです。
職務経歴書に書いていることと面接で話している内容が違っていたら採用側も不審に思います。
逆にきちんと軸を持てば職務経歴書に書いた内容を元に活動するのでそこに一貫性を持たせて面接も突破していきます。
自分自身もちゃんとアピールできるし、こう聞かれたらこう答えるというパターンも作れるので非常に活動もしやすいです。
そこに企業とマッチすれば内定をもらえるというものです。
転職エージェントにアドバイスをもらう
転職活動をする上では転職エージェントは必ず使うべきです。
履歴書や職務経歴書を第三者に添削してもらうこともできるからです。
しかもエージェントは転職のプロですので的確なアドバイスをしてもらえるはずです。
自分一人だとなかなか軸が決まらなかったり、ブレてたりする可能性もあります。
そういった軌道を修正してくれる存在でもあるのでエージェントは使い倒しましょう。
あと一人だとどうしてもできることに限界があります。
転職活動では、
- 求人を探す
- 応募する
- 履歴書・職務経歴書を書く
- 面接の日取りを決める
- 給与などの交渉をする
などなどやることがたくさんあります。
基本的に今の仕事をしながら、かつ時間拘束が長い銀行員だとこれらを全て一人でとなるとかなり大変です。
転職エージェントだと
マッチした求人を提案してくれる
書類選考を通してくれる
面接の日取りや給与の交渉もしてくれる
未公開求人などの裏情報も知れる
などなどメリットだらけなので使わない手はないのです。
僕の転職の成功も転職エージェントがいたおかげなのです。
正直銀行から転職するのにどういった業界が向いているかなんてわかりません。
僕は銀行員からIT業界、医療業界と転職をしていますが、こんな業界で自分が働くことなんて想像もしていませんでした。
自分とは別世界だと思っていたからです。
しかし、エージェントに相談して自分の適正に合う求人を紹介してくれたのがこれらの業種でした。
銀行員での経験やスキルもうまく伝えることができて内定をもらうことができました。
20代はマイナビとdoda
20代の方は、比較的若手向けの求人が揃ったマイナビがおすすめです。
スタッフのサービスも手厚いのが特徴なので初めて転職をする20代は登録しておいて損はないでしょう。
\20代におすすめ/
それに加えて求人数トップクラスのdodaも合わせて登録しておくこともおすすめします。
エージェントとの相性もあるので、複数社見て自分に合うエージェントを見つけるためにもマイナビとdodaあたりをまず利用してみるのが間違いないでしょう。
さらに増やしていきたいならリクルートエージェント、
年収650万以上の高収入を狙いたいならビズリーチなどを追加しておいてもいいでしょう。
30代はdodaとリクルートエージェントとビズリーチ
30代は比較的即戦力を求められる年代なので、求人数最大級のdodaとリクルートエージェントを押さえておくと幅広く網羅できます。
それに加えて管理職など年収650万円以上の高収入も十分狙える年代にもなるので、マッチした求人のオファーをもらうことができるビズリーチに登録しておいてもいいでしょう。
転職活動はとにかく情報戦です。
質の高い求人と味方(エージェント)をどれだけ持っているかで決まるといっても過言ではない世界です。
>>【おすすめ】転職サイトと転職エージェントはこれだけでOK!銀行員から3回転職をした僕が教えます
まとめ:転職エージェントを味方につけて履歴書と職務経歴書を磨こう
銀行員の転職で使える履歴書や職務経歴書の書き方を紹介してきました。
一番は自分の転職活動の軸となる部分をきちんと分析して決めることです。
その型を作ってしまえば、あとは応募する企業にあてはめてうまく自分をアピールできればマッチすれば内定はほぼほぼもらえます。
あくまでお願いスタイルではなくこちらが企業を面接してやるという視点が大事です。
転職エージェントをうまく活用して後悔のない転職活動を行い、よりよいキャリアライフを歩んでいきましょう。